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深田久弥について

深田久弥(1903-1971)は、石川県大聖寺町(現・加賀市)に生まれた小説家・随筆家・登山家です。彼の名は、やはり『日本百名山』の著者として広く知られています。

生涯と登山への情熱

深田は1914年に富士写ヶ岳へ登ったのを最初の登山とし、1918年には白山に登っています。1926年に東京帝国大学文学部哲学科へ入学しますが、在学中に改造社編集部員となり、のちに大学を中退しました。文学活動と並行して山を歩き続けたことが、後年の山岳随筆の厚みにつながります。

百名山という遺産

1959年に『山と高原』で「日本百名山」の連載を開始し、1964年に単行本として刊行、翌1965年には読売文学賞を受賞しました。深田の文章は、山を地形として説明するだけでなく、歴史や信仰、風土まで含めて描いた点に大きな特徴があります。

深田は1971年、茅ヶ岳の山頂近くの尾根で脳卒中のため急逝しました。しかし彼が残した百名山の視点は、いまなお登山者が山をどう見るか、その基準や憧れの置き方に大きな影響を与え続けています。

出典・参考